今から およそ500年前、織田信長の全国制覇の野望は なかなか実現せず(キムタクの「レジェンド&バタフライ」に描かれた通り)、各地に群雄割拠して覇をきそっていた。
武蔵国・北条康政の部下、稲葉弥十郎(大友柳太朗)は槍の穂先を手裏剣のように殺傷とする独自の剣術を あみだし、豪快に 関東一と名乗る豪放な武将。ところが そんな彼を 康政(藤原鎌足)は「器の小さい男」として城を去る。
より大きな世界で存分に羽ばたき 自らの道をダイナミックに歩みだした。だが康政はこれを恥と受け取り、4人の追っ手に弥十郎を亡き者にしようとするのだ。
一計を案じた弥十郎は、「四人の武士が味方するが、敵をあざむく為に、野武士に加わると見せかけて後から攻める」と発案し、敵陣との戦いに臨むのだった。
(新世界東映)