明治40年の賭博禁止令施行の その時代、浅草荒政一家の親分・政五郎は 自ら引退を表明、跡目を一家の人材にと思いを譲るが、各々の生き方の相違により多くが離反し、荒政一家の縄張りを狙う他の一家との闘いも絡んで、血で血を洗う凄まじい権力争いに発展していく。 高倉健、若山富三郎、藤純子、大木実、鶴田浩二ら東映オールスターが総出陣!
1時間半×二本立ての プログラムピクチャーが幅を利かせていた時代において約2時間の尺という この気合い!
後半殴り込みに行くまでに 哀愁を込めた人間ドラマを じっくりと見せ クライマックスはダイナミックな戦い!
藤純子と桜町弘子の共演作は多く、本作は その良作の1本でもある。
珍しく 壺を振る健さんが 「待ってました!」いつもながらに殴り込みシーンでの健さんの大振りな長ドスが敵陣を倒していくのだ。
(新世界東映)