池玲子主演だが、『露出』のクリスチナ・リンドバーグが出演した日本映画出演第1作。クエンティン・タランティーノが映画『キル・ビル』で本作をオマージュしたことで知られている。
葛西杏子(池玲子)は三才の時、警視庁刑事の父を目の前で殺された。
犯人の記憶は全くなかったが、死体となった父の手に残された猪・鹿・蝶の三枚の花札がその手掛りだった。
日露戦争が終ったが、その講和に不満を持った一部の民衆は、不穏な動きを見せていた。金沢で、政界の黒幕民政会の黒川を襲撃し失敗して遂に官憲に追われた柊修之助(成瀬正孝)という壮士を通りすがりの女博徒・猪の鹿お蝶が助けた。そのお蝶こそ葛西杏子が成人して華麗に変身した姿だった。
全裸で刀を持って戦い、体に毒を塗って相手を確実に殺す。エロスとアクション全開の必見作。
(新世界東映)