菅原文太主演。木枯らし紋次郎は中村敦夫が演じたお茶の間時代劇が あまりにも有名ですが、東映のスクリーンに実は!菅原文太が演じいた。
この時代劇アウトローは あの「あっしには関わりござんせん」の名言と共に、他人には関わらず、己れ一人が生きるために行き続けるヒーローを垣間見る。しかし、いま改めて見直すと情けをかけて良かれとした事が、結局相手を追いつめ、自らを傷つけてしまう。
同年に公開された「木枯し紋次郎」の続編だが今度は 原作を離れたオリジナルストーリーが展開される。
人を斬ったため追われる身となった木枯し紋次郎。
旅先で かつて命を救ったことがある常平(田中邦衛)と再会。旅籠で女郎のお光(中村英子)をあてがわれるが、口ずさんだ子守歌を聞き、彼女が自分の実姉であることに気づいてしまう。が分かる。
紋次郎の旅の目的は 幼少期 売られて生き別れになった姉を捜し出すことにあった。
宿場の親分である巳之吉(大木実)は、紋次郎を 嘲笑った。お光の借金百両の代わりに紋次郎を仲間に引き入れ悪行の片棒を担がせようとするが、紋次郎は百両を自分で返すと拒否したのである。
常平は巳之吉が紋次郎を馬鹿にしたことに腹を立て、紋次郎を名乗って殴り込みをかけ、六兵衛を斬り殺してしまう…これが きっかけとなって 凄絶な争いに発展してしまう。
(新世界東映)