昭和10年 浅草六区興行街。13回目の懲役を終えたゴロ政(菅原文太)と勝(川地民夫)は、ムショで兄弟分になった浅草南村一家の(観音と呼ばれる)弥之助(天地茂)を頼って東京へ向かう。ところが、弥之助は吉原東竜会の岩淵に殺され、二人は 神戸から来た殺し屋と間違われる。
東竜会はふたりを骨抜きにしようと吉原で豪遊させるが、そこに現れたのは本物のヒットマン!
遊郭に残された政の運命は いかに。
シリーズ3作目にして1番面白い と評判が高い 。
ラスト近くに川谷拓三が出て大活躍。中島貞夫監督の演出は シリアスで リアルな映像に定評があるが、鈴木則文のようなコミカルなタッチも いい! 遊郭に入って 案内にきたヤリテおばあさんを間違えて手にかけてしまう文太の おとぼけぶり。文太がシングルファザーとなって赤子を背負ってる姿なんて本作以外には見れない。
「皆殺しじゃ〜」クライマックスは文太と民夫の殴り込みスペクタクル!
見ごたえ満点の まむしの兄弟 を大スクリーンで楽しんで欲しい!
(新世界東映)