主人公タマエの父が生涯掛けての開発の結果完成した 究極の「こんにゃく風呂」。「こんにゃくのエキスが・・・」という台詞に、てっきりお風呂のお湯がこんにゃくのどろどろでできているのかと思いきや、ただの「こんにゃく床」(笑)しかもご丁寧に2色のこんにゃくでタイル張りのようにして床をもうけている。
何がすごいって、タイトルにも入れてるのに こんにゃくが絡んでるところはこのお風呂だけ(お見事)
金と権力がモノを言う時代。甲斐性があれば女を道具にして快楽を謳歌し 甲斐性がなければ女を食いモノにして成り上がる。
今では考えられないが、 女はどんな男につくかにすべてをかけるのだ。
甲斐性のない父は娘にすべての面倒を見てもらい、 結局は心根の優しい子だけが損をする。 世相を反映している映画であり、懐メロ的な感覚が楽しめる。
(新世界東映)