『まむしの兄弟』シリーズ第6作。「まむしの兄弟」の異名を持つ2人のチンピラが麻薬Gメン並みの活躍で麻薬組織を壊滅させるまでを凄絶に、楽しく描く、
出所した政(菅原文太)は、勝次(川地民夫)が当たり屋に失敗して入院したのを知り、はねた相手を脅して見舞金をせしめようと計画。相手の神洋交易社社長・李は、やくざの安武と麻薬の取引の最中だった。李の用心棒・広津は、政と組んで三億円の横取りを計画する。
松方弘樹が若く、かなり凄みに欠け浅くさせている感じ。 無国籍人や上海生まれ、香港人華僑ルートを、思い起こさせる展開。 ラストへの殴り混みも、拳銃オンリーのシンプルなものだが、ラストの神戸新開地でのゲリラ撮影は見もの。どうしても、そうは見えない女子高生が最後の敵になる。
(新世界東映)